世界中のクリエイターが待ち望んだ画像生成AI「Midjourney」の最新バージョンV7が、2025年4月4日に有料ユーザー向けにリリースされました。
今回のアップデートでは、主に以下の点が大幅に進化しています。
今回はこの中でも、多くのユーザーにとって革新的な体験となる「画像生成の高速化」に焦点を当て、その中核を担う新機能をご紹介します。
(引用元:Midjourney)
Midjourney V7における最大の目玉機能の一つが、今回新たに追加された『ドラフトモード』です。
ドラフトモードは「下書き」を作成するような感覚で利用できる機能です。通常モードに比べて生成される画像のディテールや品質は若干劣りますが、その代わりに生成スピードが約10倍にまで向上します。
大量のアイデアを素早く形にしたい時や、最適な構図を探るために多くのバリエーションを試したい時など、クリエイティブプロセスの初期段階で絶大な効果を発揮します。
使い方も非常に直感的で、誰でもすぐにその圧倒的なスピードを体感できるでしょう。より詳しい情報や最新の作例は、Midjourneyの公式SNSでご確認ください。
GoogleアカウントまたはDiscordのアカウントで登録することができます。登録までは無料なのでご安心ください。
(引用元:Midjourney)
(引用元:Midjourney)
Midjourney V7の全機能を利用するためには有料プランへの加入が必須です(2025年4月現在)。ご自身の利用スタイルに合ったプランを選びましょう。
<料金プラン>
プラン名 | 見出し(Header) | |
---|---|---|
Basic | 10ドル(月額) ※年契約の場合は月額8ドル |
生成回数制限あり(月間約200回) 一般的な商用利用条件 クレジットの追加(オプション) 3つの高速ジョブを同時実行 |
Standard |
30ドル(月額) |
15時間の高速生成 一般的な商用条件 オプションのクレジット追加 3つの高速ジョブの同時実行 無制限の低速(Relax)生成 |
Pro | 60ドル(月額) ※年契約の場合は月額48ドル |
30時間の高速生成 一般的な商用条件 オプションのクレジット追加 12の同時高速ジョブ 無制限の低速(Relax)生成 ステルス画像生成 |
Mega | 120ドル(月額) ※年契約の場合は月額96ドル |
60時間の高速生成 一般的な商用条件 オプションのクレジット追加 12の同時高速ジョブ 無制限の低速(Relax)生成 ステルス画像生成 |
(引用元:Midjourney)
Midjourneyで生成した画像の商用利用は、多くの方が気になるポイントでしょう。
結論から言うと、Midjourneyのいずれかの有料プランに加入していれば、生成した画像は原則として商用利用が可能です。
ブログのアイキャッチ画像やSNS投稿、広告、商品デザインなど、幅広い用途で活用できます。
ただし、利用規約には注意点も存在します。例えば、年間総収入が一定額(100万米ドル)を超える企業がビジネスで利用する場合は、ProまたはMegaプランへの加入が義務付けられています。
商用利用は可能ですが、生成する画像の内容には十分な注意が必要です。特に既存の著作物に関する問題が指摘されています。
2025年6月11日にはディズニーとユニバーサルが著作権侵害を理由にMidjourneyを提訴したと報じられました。訴訟では、例えば「ヨーダの画像」といったプロンプトで、キャラクターが容易に生成できてしまう点が問題視されています。
有名なアニメや映画のキャラクターを意図的に生成する行為は、著作権侵害に問われるリスクが非常に高いと言えます。トラブルを未然に防ぐためにも、Midjourneyはオリジナルコンテンツを生成するためのツールとして活用するようにしましょう。
利用規約は将来的に変更される可能性もあるため、特にビジネス目的で利用する際は、必ず公式サイトで最新の利用規約を確認することをおすすめします。