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2024.12.27

【独占インタビュー/前編】The Sandbox CCOが語る日本戦略~2025年はメタバースのビジネス活用が加速する

The Sandbox(サンドボックス)――その名を聞いた瞬間、何を思い浮かべるだろうか? The Sandboxほど、人によって認識がかわるサービスも珍しいのではないか。メタバース、ゲーム、仮想通貨など人によってこのサービスを表現する言葉は変わる。これはThe Sandboxが持つ多面的な魅力の証でもある。なぜならThe Sandboxはさまざまな分野でユーザーを魅了する強力なエコシステムを構築し、それぞれが単体で非常に強力なものだからだ。MetaStep(メタステップ)は、The SandboxのCOO兼 共同創設者であるセバスチャン・ボルジェ氏に独占インタビューを実施。エコシステムの中核を探るとともに、日本市場での戦略やビジネス活用の可能性について話を聞いた。前編では、The Sandboxの特徴についてお届けする。(文=MetaStep編集部)

The Sandboxとは何か

公式サイトでは「ユーザー主導のゲームプラットフォーム」と定義され、『自分で作る仮想通貨&ブロックチェーンゲーム』とも表現されている。このプラットフォームを運営するのは、Bacasable Global(バカサブルグローバル)社であり、拠点は日本、香港、中国、シンガポール、タイ、ベトナムといったアジア地域やヨーロッパ、アメリカなど世界中に置かれている。2018年には、ブロックチェーンゲーム開発やNFT分野への投資で世界的に知られるAnimoca Brandsのグループに入り、より大きな注目を集めた。

アルファシーズン4のメインビジュアル

「現在は大型イベント『アルファシーズン4」を展開しており、100以上の体験型コンテンツを提供し、日本でもおなじみの『進撃の巨人』とのコラボレーションが話題を呼んでいるのでご存知の方もいらっしゃるでしょうか」とセバスチャン氏同プラットフォームは2012年にサービスを開始し、2024年12月現在アクティブユーザー数は約600万人に達している。また、400を超えるメガブランドが進出しているという。これらの特徴についてセバスチャン氏は次のように語る。「The Sandboxはゲームプラットフォーム以外にも多様な可能性を持つエコシステムを提供しており、グローバル市場でもユーザー数、参加企業数は増え続けている」

ユーザーを引き付ける理由として、セバスチャン氏は4つの強みを教えてくれた。

1つ目は、ノーコードで3Dゲームを制作できる点である。同プラットフォームには、『Game Maker』というツールが用意されており、初心者でも簡単に制作できるよう、多彩なフォーマットが用意されている。そのため、ゲーム制作の経験がなくても、「簡単なゲームであれば数分で作成できますさらに、こうして作られたゲームは、誰でも無料で楽しめます」(セバスチャン氏)

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