
2024年12月9日、OpenAIが動画生成AIツール「Sora」の新規登録を開始しました。Soraは、テキストから最大20秒の動画を生成できるAIで、ChatGPT PlusやProのユーザーが利用可能です。
本記事では、Soraの概要と具体的な使い方を画像つきで解説します。動画コンテンツ制作の幅が広がるSoraを使いこなして、クリエイティビティを発揮しましょう。
Soraは、OpenAIが開発した動画生成AIツールです。2024年2月にすでに発表されていましたが、一般公開はされておらず、ついに12月9日(現地時間)に新規登録を開始しました。新規登録開始時にはアクセスが集中したことから一時的に停止していましたが、14日から新規登録が再開されました。
Soraはテキストや画像から、以下のような非常にクオリティの高いリアルな動画を作成できるのが特徴です。
ユーザーは最高1080pの解像度、20秒までの長さの動画を生成可能。ワイドスクリーンや縦長、正方形など様々なアスペクト比に対応しています。
現在は有料版のChatGPT Plus(月額20ドル)とPro(月額200ドル)のユーザーに公開中。別途Soraに追加料金を支払う必要はありません。
| Plus | Pro | |
|---|---|---|
| 画質 | 480p~720p | 480p~1080p |
| 動画の長さ | 最大10秒 | 20秒 |
| 生成可能本数/月(480p) | 最大50本 |
最大500本
|
Soraを利用するにはChatGPTではなく、Sora公式サイトでアカウントを作成する必要があります。
画面右上にある「Log in」をクリックしましょう。

ログイン画面が表示されるので「Googleで続行」をクリックして、ChatGPTで登録しているアカウントでログインしましょう。

次のページで生年月日を入力。18歳未満は利用できません。

登録しているプランを選択しましょう。

最後にユーザーネームを設定すれば登録完了です。

Soraにログインすると画面下部にプロンプト(指示文)入力欄があります。テキストを入力する前に、以下5つの設定を指定しておきましょう。
●同時に生成する画像の本数

プリセットは以下の5種類から選択可能。それぞれの特徴を表にまとめたので参考にしてください。
| 名前 | 特徴 |
|---|---|
| Balloon World | 風船をイメージした明るく楽しい世界 |
| Stop Motion | 手作り感と遊び心のあるコマ撮り映像 |
| Archival | 懐かしく映画的な粒子感のある映像 |
| Film Noir | 白黒で陰影が際立つミステリアスな世界 |
| Cardboard & Papercraft | 段ボールや紙で作られた温かみのある世界 |
画像や動画をアップロードしてSoraにイメージを伝えたい時は、左下の「+」マークをタップしましょう。

今回は、プリセットを「Archival」に設定し、プロンプトを以下のように入力してみました。
生成された動画は以下のとおり。

(飛んでいるというよりも飛ばされているイメージですね。)
動画は画面右上のメニューを開き「Download」をクリックすると、MP4またはgif動画形式でダウンロード可能です。

生成した動画をつなぎ合わせて長編の動画を作る「Storyboard」機能も利用可能です。

さらに、完成した動画は個別の編集画面で以下のように細かくカスタマイズできます。
●Loop:動画をエンドレスリピート

OpenAIの動画生成AI「Sora」は、テキストベースで手軽に動画コンテンツを作れるのが魅力です。
Soraを活用すれば、ソーシャルメディア向けの動画広告やプロモーションビデオ、解説動画などを効率的に量産できるでしょう。
動画コンテンツの幅を広げ、ブランディングやマーケティングに新たな風を吹き込む存在として、Soraの今後のアップデートに目が離せません。