Web3技術を活用した地方創生の取り組みが増えている。特に関係人口の行動が「見える化」でき、継続的な結びつきも生まれるNFTは、ふるさと納税に続く地域の新たな打ち手として注目が集まる。雇用創出、財源確保、伝統文化の継承、海外へのPRなど、様々な効果が期待できる地域のNFT活用。この分野に活路を見出し、挑戦を続ける人々がいる。今回、MetaStep(メタステップ)編集部は、北海道 中標津町、和歌山県 紀の川市で第1弾をリリースしたKDDIとSAGOJOが手掛ける「すごい地域NFT KIN-TOWN」の事例からNFT活用の今を追った。(文=MetaStep編集部)
北海道の東に位置する壮大な自然あふれる最果ての場所、北海道 中標津(なかしべつ)町。100年ほど前までは誰も住むことのない原野で、日本でも後発の開拓地と言われる場所だ。現在人口22,000人ほどの町で、今年新たに立ち上がったNFTが「最果ていきもの学校 漁師編」だ。