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2025.08.08

「遊びが学びに変わる夏」メタバース×ARのワークショップで、夏休みにクリエイター体験を!

夏休みの子供たちに、特別な体験をしたい、させてみたい―。そんな親子に向けたワークショップが開催される。XRやメタバースを用いて、新しい価値を生み出す「創造者(クリエイター)」としての感性を育めるようだ。

株式会社テレビ朝日と、空間レイヤープラットフォーム「STYLY」を提供する株式会社STYLYは、夏休みの特別企画として未来のテクノロジーを体験できるキッズワークショップを8月9日(土)にテレビ朝日本社にて共同開催する。


(引用元:PR TIMES

このワークショップは、現在開催中の「テレビ朝日・六本木ヒルズ SUMMER FES」と連動したバーチャル文化祭「メタメタ大作戦2025 ー 遊びが学びに変わる夏 ー」の特別企画として実施されるものだ。


(引用元:PR TIMES

ワークショップは、テレビ朝日が担当する「メタバース」パートと、STYLYが担当する「AR(拡張現実)」パートの2部構成。前半のメタバースパートでは、子どもたちが自身の分身となるアバターを制作し、メタバース空間(cluster)で友達とコミュニケーションをとる体験を行う。後半のARパートでは、実際にテレビ朝日周辺の屋外に出て、スマートフォンアプリ「STYLY」を使い、現実の空間にさまざまなキャラクターを配置するARコンテンツの制作に挑戦する。


(引用元:PR TIMES

このワークショップの背景には、テレビ朝日が主催する大規模イベント「メタメタ大作戦2025」がある。このイベントは、スマートフォンで入れるメタバース空間「光と星のメタバース六本木」内に、『ミュージックステーション』や『クレヨンしんちゃん』といった人気番組とコラボした体験型ブースを展開。同時にリアル会場であるテレビ朝日本社でも、スタッフのガイドで誰でも無料でメタバースに触れることができる「メタメタ大作戦パーク」を設置している。遊びながらメタバースの世界に触れ、自宅に帰ってもスマホを通じて同じコンテンツを楽しめる、まさに「遊び」と「学び」を両立させた体験型イベントだ。今回のワークショップはこのコンセプトをさらに一歩進め、未来のクリエイター体験を提供するものとして企画された。

「遊びが学びに」〜XR体験が育む次世代の創造力

今回のテレビ朝日とSTYLYの共同ワークショップは、これからの教育のあり方について多くの示唆を与えてくれる。

テレビ朝日が持つ強力なIP(知的財産)や人気番組といった魅力的なコンテンツ企画力と、STYLYが持つ最先端のXRプラットフォーム技術。この両輪が融合することで、子どもたちにとって極めて質の高い体験型学習が生まれる。親しみのあるテレビ番組の世界観を通じて、自然な形でメタバースやARといった新しいテクノロジーに触れることができるのは、理想的な導入体験と言えるだろう。

このワークショップが単なるコンテンツの体験に留まらず、自らARコンテンツを「作る」というステップまで踏み込んでいる点は特に重要だ。これは、単なるテクノロジーの「消費者」から、それを使いこなし、新しい価値を生み出す「創造者(クリエイター)」へと子どもたちを導くための重要なプロセスである。プログラミングのような専門知識がなくても、直感的な操作でARコンテンツを制作できるSTYLYのようなツールは、創造的な表現へのハードルを大きく下げ、多くの子どもたちの創作意欲を刺激するだろう。

「メタメタ大作戦」が有するメタバース空間、リアル会場、そして自宅のスマートフォンという複数の接点も、学びの形を拡張する。テレビ朝日本社というリアルな場所でAR制作を学び、実際に六本木の街に出て現実の風景にデジタル情報を重ね合わせる体験は、学びを教室や画面の中だけに限定せず、子どもたちの日常空間へと拡張する効果を持つ。

テレビ朝日やSTYLYのような企業が、自社のリソースを投じて子どもたちに無償で最先端の学びの機会を提供することは、未来のクリエイターやエンジニアを育成するという社会全体に対する重要な投資だ。AIやXR技術が急速に進化する現代において、幼少期からこれらのテクノロジーに親しみ、その可能性を体感することは、将来の日本の国際競争力を支える人材を育む上で不可欠と言える。このワークショップは、まさに「遊びが学びに変わる」を体現し、未来のスキルを身につける新しいSTEAM教育のモデルケースとして注目されるはずだ。