日本円だけでNFTの発行や売買ができる、日本初のNFTマーケットプレイス「HEXA(ヘキサ)」について学ぶ連載も第10回目!今回は、HEXAが提供するWeb3型のブログ「6ブログ」をご紹介いただきます。「続きを読む権利がNFTになる」――。なんだか新しいブログの形が見えてきますね。早速教えて頂きましょう!
株式会社デイジープレイス 代表取締役COO
吉野 渉
こんにちは、デイジープレイスの吉野です。記事の続きを読む権利をNFT化し、読んだ後に古本のように転売できる革新的なWEB3.0型ブログサービスです。まだ市場としては発展途上ながらも、従来の販売型ブログにはない「読んだ後の資産価値」を生み出す可能性を秘めています。新しいコンテンツビジネスの形として、先駆的に取り組む価値がある「6ブログ」の特徴と実践的な活用法をご紹介します。
「せっかく時間をかけて書いた記事なのに、一度読まれたら終わり...」「コンテンツの価値に見合った収益を得られない...」「ブログ運営で継続的な収入を得る方法はないか...」
こんな悩みを持つブロガーやコンテンツクリエイターの方は多いのではないでしょうか?
そんな悩みを解決するかもしれないのがHEXAが提供する「6ブログ」です。6ブログとは、記事コンテンツを読める権利をNFT化することで、「ブログ古本市場」を創出する全く新しいWEB3.0型ブログサービスです。
従来の記事コンテンツには、大きく分けて2つの形態がありました。
6ブログでは、これらに加えて「読んだ後に転売できる記事」という第3の選択肢が登場しました。読者は記事を読んだ後、その「続きを読む権利NFT」を古本のように他の人に売ることができるのです。
このシステムによって、
まさに、Win-Win-Winの関係が構築できるのです!
6ブログの名前の由来ともなっている6つの特徴を見ていきましょう。
6ブログ最大の特徴は、記事の続きを読める権利をNFT化できることです。例えば、100個限定で読む権利を販売すると、購入者は記事を読んだ後、その権利をNFTとして転売できます。
NFTというと「一度発行したら変更できない」というイメージがありますが、6ブログでは記事そのものではなく「読む権利」をNFT化するため、記事の内容は後から編集・更新が可能です。
6ブログでは、記事内にアフィリエイトリンクを含めたり、他のNFTプロジェクトの宣伝を行ったりすることも可能です。
6ブログで作成された記事は、NFTやWEB3.0分野で高い評価を受けているHEXAのドメイン内に公開されます。よってSEO対策がはじめからなされてて検索に引っかかりやすいです。
6ブログを含むHEXAサイトのヘッダーとフッターには、HEXA LAND NFT保有者が無料で広告を出稿できる仕組みがあります。
当初は招待制でスタートした6ブログですが、2023年11月6日からは招待制が撤廃され、より多くの人がサービスを利用できるようになりました。
6ブログの6つの特徴
記事の販売プラットフォームとしては、noteが最も一般的に知られています。では、noteと6ブログはどのように違い、どう使い分けるべきなのでしょうか?
6ブログが特に強みを発揮するシーン
1. 希少価値のある限定コンテンツ
noteでは基本的に誰でも購入できますが、6ブログでは販売数を限定することで「100人だけが読める特別な記事」などの希少価値を生み出せます。この希少性が転売時の価値向上につながります。
2. 長期的な収益を重視するケース
noteでは一度の販売で収益が完結しますが、6ブログでは記事が転売されるたびにロイヤリティが発生します。時間をかけて価値が高まるような本質的なコンテンツほど、6ブログの方が長期的なリターンが期待できます。
3. コレクション性のあるシリーズ記事
「全10回のマスター講座」のようなシリーズコンテンツは、NFTコレクションとしての価値も生まれます。第1回目を読んで価値を感じた読者が、後続の記事を先行投資として購入する動機にもなります。
4. Web3やNFT関連のコンテンツ
Web3やNFTに興味のあるユーザーが集まるHEXAプラットフォーム内で公開されるため、関連コンテンツはターゲットユーザーにリーチしやすいという強みがあります。
Noteと6ブログの主な違い
6ブログでは、どのような記事が読者に価値を提供し、NFTとしても評価されるのでしょうか?以下にいくつかのアイデアを紹介します。
有益な専門知識や独自の分析
クリエイティブな表現
限定的な情報や体験
実用的なガイドやチュートリアル
ここまで販売をゴールとして6ブログについて綴ってきましたが、無理に販売する必要はありません。販売しなくてもSEO対策済みのブログとして活用ができます。例えば2025年4月に投稿した記事のビュー数が70未満になっているものがありません。6ブログは誰かに必ず届く記事としても優秀です。
6ブログはデジタルコンテンツの所有と流通の概念を根本から変えるサービスとして登場しました。記事を読む権利をNFT化し、古本市場のような二次流通を可能にする仕組みは、従来のブログプラットフォームにはない革新的なアプローチです。
しかし、現時点では市場としてはまだ成熟しておらず、活発な取引や豊富な成功事例が見られるまでには至っていません。これは新しいコンセプトのサービスが広く受け入れられるまでの「キャズム(溝)」の段階にあると言えるでしょう。
デジタルコンテンツの世界は常に進化しており、6ブログのようなサービスは従来の常識を覆す可能性を秘めています。現時点では大きな流れとはなっていなくても、Web3.0の発展とともに価値が高まる可能性は十分にあります。
先進的なクリエイターとして、新しい波の最前線に立ち、未来のコンテンツビジネスの可能性に触れてみる価値は大いにあるでしょう。6ブログというプラットフォームの今後の発展と、そこで生まれる新しいコンテンツエコノミーに期待しながら、現実的な視点でその可能性を探っていきましょう。