2025年12月15日、OpenAIが提供するChatGPTに、新たな機能「タスク」がベータ版としてリリースされました。
この機能を使えば、ChatGPTに定期的なタスクやリマインダーを設定でき、指定した時間に通知を受け取ることができます。
本記事ではChatGPTのタスク機能の概要と、実際の利用方法について詳しく解説します。
(ChatGPTの基礎知識については過去に掲載した「【話題のGPT-4o! まずその前に】ChatGPTをやさしく解説:初心者でも使える対話型AIツール」を是非参考にしてください。)
ChatGPTのタスク機能は、ユーザーがChatGPTに特定の時間やスケジュールでタスクを実行するよう依頼できる新機能です。
タスク機能を使えば、「毎日午前7時に天気予報を教えて」といった定期的なタスクや、「6カ月後にパスポートの有効期限を知らせて」といった1回限りのリマインダーを設定可能。
タスクはChatGPTを通じて柔軟に編集でき、プロフィールメニューの「タスク」から一覧表示、管理できます。
2025年1月15日時点ではベータ版としてPlus、Pro、Teamプランのユーザーに提供されており、今後正式版としてアクセスが拡大される予定です。Webブラウザ版、iOS・Androidスマホアプリ、macOSアプリで利用でき、Windowsアプリには今後実装される予定です。
ただし、一部ユーザーにはまだタスク機能が公開されていない可能性もあります。実際にiOS版アプリでタスク機能が使えるか確認したところ、まだ機能が解放されていないようでした。
Webブラウザと、macOSアプリではすでに機能が解放されているようです。
ChatGPTのタスク機能は、有料プランに登録した状態で左上のモデル選択画面から「スケジュールされたタスクがあるGPT-4o」を選択します。
チャットスペースからChatGPTに依頼内容とスケジュールを伝えることで、タスクを簡単に作成できます。
実際に「毎日朝9時にビットコインの価格を教えて」と依頼してみました。すると、タスクの設定画面が表示されます。
さらに、「週末は10時にビットコインの価格を通知して」と入力してみました。すると新しいタスクが追加されたことがわかります。
タスクを開くと、タスク名と指示内容、スケジュールの設定画面が表示されます。この画面から直接タスクを編集することも可能です。
1つのタスクにつき、1つの指示しかできない点に注意しましょう。複数のタスクを1つにまとめることはできません。
作成したタスクは、画面右上のプロフィールメニューの「タスク」から一覧表示・管理できます。
タスクメニューを開くと、先ほど設定した2つのタスクがあることがわかります。
この画面ではタスクの確認や編集、削除が行えます。アクティブなタスク数は最大10件まで、音声チャットやファイルアップロードは今後実装される予定です。
先日発表された最新モデルo3に続き、ChatGPTにどんどん新しい機能が実装されていきます。タスク機能は音声入力と組み合わせれば、よりスムーズにタスクの設定ができるためおすすめです。
(過去に公開した「OpenAIが最新生成AIモデル「o3」を発表|AGIに最も近いとされる性能とは?」「【GPT-4o対応】ChatGPTを音声操作で使いこなそう!業務効率化や同時通訳に活用可能」記事も是非併せてお読みください。)
タスク機能は今後のアップデートにより、カレンダーアプリとの連携なども実現するかもしれません。
音声でタスクをカレンダーに追加し、重複したタスクなどがあれば注意を促してくれるなど、専属の秘書的な存在となる可能性も考えられます。
これからのアップデート情報に注目し、いち早くChatGPTの新機能を利用して日々の業務をより効率化していきましょう。