延べ130万人以上が来場。今回で通算13回目を迎える『バーチャルマーケット2024 Winter』。MetaStepでは、今夏に好評だった連載「バーチャルマーケットの歩き方」を今回もお届けしている。バーチャルマーケットの見どころをご紹介した前回の記事【ビギナー編】に続く今回は「ビジネス活用編」だ。メタバースビジネス活用のヒントを得るべく、今回も実際に出展を決めた企業担当者に、出展の狙い、活用のポイントを伺う。お話を伺ったのは、初出展を決めた大手自動車メーカーのマツダだ。ブランドを象徴するロードスターを起点に、既存のお客さまだけでなく、新たな層に“輪を広げる”ための新しいチャレンジとして、出展を決めた同社。取り組みの狙い、メタバース活用が実現した舞台裏を大いに語って頂いた。(文=MetaStep編集部)
マツダ株式会社
電動化事業本部全体戦略・統括センター 神保氏
マツダ株式会社
デザイン本部 プロダクションデザインスタジオインターフェースデザインG 山上 桃氏
マツダ株式会社
MDI&IT本部エンジニアリングシステム部 中田 真幸氏
株式会社HIKKY
営業企画部 営業統括
大河原あゆみ氏
株式会社HIKKY
企画営業部 アカウント営業チーム
雨下勇一氏
「車を売っている会社というイメージを変えたい」。今回バーチャルマーケット出展を担当した電動化事業本部全体戦略・統括センター 神保氏は、初出展の狙いを意外な言葉で語った。「前向きに今日を生きる人の輪を広げる」というパーパスを策定したマツダは、若者の車離れが叫ばれる昨今、既存のお客さま以外の輪を広げるべく様々なチャレンジをしているという。
「自社でVRコンテンツを作り、ジャパンモビリティショーのブースで体感頂くなど、新しいデジタル施策に積極的に取り組んでいます。単に車を売る会社ではなく、ワクワクする会社だという認知を拡大させていきたいからです。車好きの人やマツダのファンはもちろん大事ですが、若年層を含め、これまで接点のなかった皆様との関係づくりがとても大事だと思っています」(神保氏)