「Web3やメタバース、3DCGの領域で活躍するクリエイターさんについてもっと知りたい」そんな思いからMetaStep(メタステップ)でスタートしたコラム「クリエイターの履歴書」。今回もHIKKYさんと関わりの深い『ヨネマル』さんをご紹介します。
これまでクリエイターの履歴書では、CGクリエイター、サンウンドクリエイター、アーティストなど幅広いジャンルのクリエイターさんをご紹介してきましたが、ヨネマルさんは「アバタークリエイター」です。アバタークリエイターだけあって、本当にかわいいアバターですね! ヨネマルさんはいかにしてアバタークリエイターとなったのか、それではヨネマルさんの履歴書、お楽しみください!
●名前 ヨネマル
●職業・肩書 CGクリエイター
サキュバス酒場LILITHリニューアル用ドリンクアセット / サキュバス酒場LILITH
など
同人サイトでの映像作品、BOOTHやGumroadでのアセット販売。商品やサービスへのIP使用料など。
Blender
リリースノートやCG系ニュースサイトなどの情報から「できること」だけを覚えておいて、具体的に必要になったらマニュアルやチュートリアルで学習する流れが多いです。
blender、Photoshop、Illustrator、Substance Painter、Designer、After Effecs など
逆に、これらのツールが技術的ハードルを取り払った後に残るものも意識するようになりました。
生成AIでハードルがかなり下がったので、左手デバイスや家庭用スマートミラーなどのガジェット制作にハマっています。
インフラや建造物を見学するサークル活動に入れ込んでいました。
趣味で始めた制作活動の中で3DCGが一番楽しかったからだと思います。
規模の大きいゲームやアプリ、長編映像作品など資本とマンパワーの壁で挑戦できなかったタイプの作品をいつか作ってみたいです!
履歴書のとおり、私の経歴はまず何か好きなことをやってみて、いつの間にかそれが広がっていった、の繰り返しです。特別に何かに秀でていたわけではありませんが、好きなことに集中し続けた結果、多くの方々からの評価を得ることができたと感じています。
Vketに初めて出展したときは、主催のHIKKYさんによる新しいアバター制作サービス(Avatar Maker)という大きなプロジェクトとコラボできる栄誉にあずかるとは思いもよりませんでした。
私の作品がきっかけとなるユーザーさん同士の交流や、憧れのクリエイターさんとのコラボアイテム企画など多くの嬉しいこともありました。
現在はクリエイターとしての収入一本で不足ない生活もできています。
クリエイターとしてこんなやり方、こんな喜びもあるんだなと、自分の好きと向き合うことに疑問を感じたときにふと思い出していただければ幸いです。
印象的だったのは、『好きな事を続けてきただけ』という姿勢。この裏には、間違いなく不屈の努力があると思います。しかし、好きだからこそ苦にならないということも伝えたかったのではないかと感じました。先日テレビで、コスプレイヤーさんのウィッグ専門の美容師が人気を博していると知りましたが、ヨネマルさんのお話を聞き、「アバター専門のクリエイター」が人気になる日もそう遠くない?と感じました。