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  3. 【連載】クリエイターの履歴書~ヨネマルさん

「Web3やメタバース、3DCGの領域で活躍するクリエイターさんについてもっと知りたい」そんな思いからMetaStep(メタステップ)でスタートしたコラム「クリエイターの履歴書」。今回もHIKKYさんと関わりの深い『ヨネマル』さんをご紹介します。

これまでクリエイターの履歴書では、CGクリエイター、サンウンドクリエイター、アーティストなど幅広いジャンルのクリエイターさんをご紹介してきましたが、ヨネマルさんは「アバタークリエイター」です。アバタークリエイターだけあって、本当にかわいいアバターですね! ヨネマルさんはいかにしてアバタークリエイターとなったのか、それではヨネマルさんの履歴書、お楽しみください!

クリエイターの履歴書 ヨネマル

●名前 ヨネマル

職業・肩書 CGクリエイター

SNSアカウント

X @Yonemaru_NH

活動歴
新卒入社したウェブ制作会社が光の速さで破綻。
失職中にはまったリレー小説で知り合った知人からウェブ制作を発注され、フリーのWeb制作者になる。
Web制作を通じて知り合った知人のデザインサークルに加入。デザインと3DCGを学ぶ。
Webデザイン、広告デザイン、ゲームのUIデザインを手掛けるかたわら3DCGの作品を制作して発表する。
制作した作品が縁で、3DCGの映像制作会社に入社。映像作品やゲームムービーなどに関わる。
退社。フリーランス業のかたわら大人向けの3DCG映像作品サークルを立ち上げる。
徐々にサークルの作品をはじめとした独自コンテンツの制作に集中する。
リアルタイムCG作品用の勉強のため、VRChat向けの3Dアバター制作を始める。
VRイベント「Vket」への出展がきっかけで制作したアバターの知名度が向上したこともあり、VRChatの文化にすっかりはまってしまう。以後アバター関連の作品を作り続ける。
アバター発表から3年たつ2024年に、突如さまざまなコラボ企画が実現して戦慄する。

Vket Avatar Maker クリエイターコラボ第一弾 / 株式会社HIKKY
トラスとウェッジ トラスちゃんマウンテンパーカー / 株式会社フェイバリット

サキュバス酒場LILITHリニューアル用ドリンクアセット / サキュバス酒場LILITH

など

●勤務先や所属

同人サイトでの映像作品、BOOTHやGumroadでのアセット販売。商品やサービスへのIP使用料など。

現在の活動でメインで使用しているツール(ソフト)

Blender

操作を学んだ方法

リリースノートやCG系ニュースサイトなどの情報から「できること」だけを覚えておいて、具体的に必要になったらマニュアルやチュートリアルで学習する流れが多いです。

利用可能なツール(ソフト)

blender、PhotoshopIllustratorSubstance PainterDesignerAfter Effecs など

今注目している技術(ツール/ソフトなど)
生成AIや画像解析などの深層学習ツール全般の動向が気になっています。

逆に、これらのツールが技術的ハードルを取り払った後に残るものも意識するようになりました。

●今ハマっていること

生成AIでハードルがかなり下がったので、左手デバイスや家庭用スマートミラーなどのガジェット制作にハマっています。

学生時代ハマっていたもの

インフラや建造物を見学するサークル活動に入れ込んでいました。

今の活動を志した理由

趣味で始めた制作活動の中で3DCGが一番楽しかったからだと思います。

今後やりたいこと(挑戦したいこと、夢など)

規模の大きいゲームやアプリ、長編映像作品など資本とマンパワーの壁で挑戦できなかったタイプの作品をいつか作ってみたいです!

クリエイターを目指す方へメッセージ

履歴書のとおり、私の経歴はまず何か好きなことをやってみて、いつの間にかそれが広がっていった、の繰り返しです。特別に何かに秀でていたわけではありませんが、好きなことに集中し続けた結果、多くの方々からの評価を得ることができたと感じています。

Vketに初めて出展したときは、主催のHIKKYさんによる新しいアバター制作サービス(Avatar Maker)という大きなプロジェクトとコラボできる栄誉にあずかるとは思いもよりませんでした。

私の作品がきっかけとなるユーザーさん同士の交流や、憧れのクリエイターさんとのコラボアイテム企画など多くの嬉しいこともありました。

現在はクリエイターとしての収入一本で不足ない生活もできています。

クリエイターとしてこんなやり方、こんな喜びもあるんだなと、自分の好きと向き合うことに疑問を感じたときにふと思い出していただければ幸いです。

編集後記

印象的だったのは、『好きな事を続けてきただけ』という姿勢。この裏には、間違いなく不屈の努力があると思います。しかし、好きだからこそ苦にならないということも伝えたかったのではないかと感じました。先日テレビで、コスプレイヤーさんのウィッグ専門の美容師が人気を博していると知りましたが、ヨネマルさんのお話を聞き、「アバター専門のクリエイター」が人気になる日もそう遠くない?と感じました。