MetaStepの人気連載コラム「NFTを活用して離島にビール工房を創ります」が久しぶりの掲載となりました。改めて本連載は、鹿児島県の北西に位置する薩摩川内市の離島『甑島(こしきしま)』でNFTを活用してクラフトビール工房を立ち上げる現在進行形のプロジェクトを、本企画を手掛けるまつださんに生の声をお届けしていただく企画です。
(※)最初からお読みになりたい方は、是非第1回からどうぞ!
風光明媚な自然と黒潮で育った豊かな海の幸で知られる甑島で、着々と進むプロジェクトですが、コラムの期間が空いてしまったのには、色々と理由があったそうで・・・。では、まつださんよろしくお願いいたします!
こんにちは!
前回の記事からすっかりご無沙汰してしまいました。まつだです!
目次
・1200万円を失う
・フェニックススタイル
・それでも課題は続く
・2025年4月に向けて
の順番でご紹介していきますので、最後までお楽しみ下さい!
2023年から1年半準備しているこのプロジェクト。頼りの補助金を受け取れない事になったのが2024年の6月末。その時には既に工事は進み、支払いも始まっていました。
つまりDeath or Die.終わった。
本当にそう思いました。それでもなんとかかんとか体裁を整え、再始動し、今に至ります。今後のスケジュールは下記の通り。
全てが白紙に戻った時、それでも諦めないで進めたのは、約300名のホルダー様の熱いエールがあったからです。
言葉にすると薄っぺらいですが、本当だから仕方ありません。
資金の目途は立っても、スケジュールは常に変更につぐ変更。思った通りには行きません。
リミットが着実に近づきます。
10月に建物が完成し、地域の方々からの注目も集まり、ホップを育てたい、協力したいなど、積極的なお声かけを頂くことが多くなってきました。
2月にはカバードピープルコミュニティ内の3DCGクリエイター【ミニうさ】氏が東海地方より甑島に移住する事も決まりました。
工事が進む中で、一度は全てが白紙に戻り、正に頭の中は真っ白になりましたが、ステークホルダー様への報告をした後、補助金再申請、公庫の融資決定、着金と、諦めずに進められたのは、ホルダー様の温かい言葉の数々があっての事でした。造成されつつあるこのコミュニティを、継続的かつ、強固なものにしていく事で、これから始まるビールブランドを確かなモノにしていきたいと考えています。
また、地域からの期待を感じる中でも、この先には、リアルとネットをコミュニティで繋ぐ未来が描けるのではないかと感じております。このプロジェクトが続く事で、人と社会の関係性や、地域と未来への考え方、価値創造と共感、応援との相関性、多くの面において伝えられるメッセージが増える事を夢想するようになりました。
このプロジェクトは、世間で拡大するコミュニティと言う言葉の定義の中で、遠くない未来に一つの大きな試金石となり、多様性と言うあやふやな言葉でぼやけてしまった価値のあり方を、行動と結果で社会に提示できるであろうとも思っています。
エネルギーが出る事、好きな事、やりたい事の方向へ向かう人々に、それこそが大事だよねと伝える事ができるかもしれません。もしかしたらそれは、自分以外には不必要なモノだったり、くだらない事だったりするのかもしれませんが、そんな自分自身の価値観を絶対評価で見つめ、自身を認める生き方、そう言った選択肢を増やす事が可能であると言ったメッセージを届ける事ができるのではないかと思うのです。
自分の見える範囲の事を進めていたら、思ったよりソーシャルで、コミュニティ的だった事。それは地域や地方創生に繋がる事。自分事は突き詰めれば、コミュニティ、地域、社会へと繋がり、形を成し、大きな意味が付与される可能性があるのだなと、実態を伴ったプロジェクトだからこそ感じます。
是非もう一歩踏み込んで参加して頂けたら嬉しいです。共にプロジェクトを進めましょう! よろしくお願いします!次回も進捗やニュース、今後の取り組みについてお知らせできればと思っています。今回もありがとうございました!
建設地に設置したライブカメラでも確認できます!是非ライブカメラでも進捗をお楽しみ下さい!
この取り組みにご興味を持って頂けましたら、αU marketで販売中のNFTを手に入れて仲間に加わって頂けたら嬉しいです!
また、LINEにてオープンチャットを新設し、ビール工房の話だけでなく、こしき情報や裏話などを不定期配信しています。NFTを持っていなくても、誰でも参加できます!ぜひご参加下さい! (LINEオープンチャットはこちら)
株式会社Laughing Cubeの代表。薩摩川内市甑島在住。ダーツバー経営、地域おこし協力隊、ビジネスホテル運営などのキャリアを持つ。2022年にカバードピープルのコミュニティに参加。カバードピープルと鹿児島県薩摩川内市とのふるさと納税のコラボレーションを企画・実行した立役者。
松田裕之