Web3やメタバース、3DCGの領域で活躍するクリエイターさんについてもっと知りたい」そんな思いからMetaStep(メタステップ)でスタートしたコラム「クリエイターの履歴書」。
今回は、NFTやワールドクリエイトといった高い自由度を誇るメタバースプラットフォーム「XANA(ザナ)」内で活躍するワールドクリエイター「キノコバード」さんにお話を伺いました。
※XANAについては、【独占取材】Web3・メタバースで「結果」を出す 快進撃!XANA(ザナ)流 新技術の使い方も併せてご覧ください!
●名前 キノコバード
メタバースクリエイター
●活動歴
2024年:新しいことに常に挑戦できる体制を整えるため、会社を退職する
●販売しているプラットフォームや収入源など
そのほか、毎月開催のワールド制作イベントで2万円ほどの収益があります。
キノコバードさんが制作したXANA内のワールド
●現在の活動でメインで使用しているツール(ソフト)
XANA Builder
●操作を学んだ方法
直感的に操作ができるため、操作方法は特に学んでいないです。
●利用可能なツール(ソフト)
PowerDirector, Coeiroink, Stable diffusion, chatgpt
●今注目している技術(ツール/ソフトなど)
v0(ブイゼロ)
●愛読書
夢をかなえるゾウ
●今ハマっていること
コミュニティメンバーを必要とするアプリ開発、ワールド作成、アニメ・映画鑑賞
●学生時代ハマっていたもの
パズドラ、白猫プロジェクト
XANAのNFTプロジェクト「XANA:Genesis」内のキャラクター。生成AIで着せ替えて自身のワールド内で展示
●今の活動を志した理由
元々何もない自分が、時代の先端のポジションを取りたかったためです。
新卒でゲーム関連のシステム開発会社に入社しましたが、ゲームと関係ないシステムと携わる事がほとんどでモチベーションが低下していました。そこにXANAのファウンダーRIO氏をYoutube広告で拝見し、NFTからXANAを知ります。「新しい事をやってみたい」という気持が芽生え、XANA Builderでワールド制作を始めました。
XANAのコミュニティ内で興味を持ってもらい「頑張ればいいこと起きるんじゃないか?」という気持ちが沸き上がってきます。そこからは「目の前のメンバーを喜ばせたい」という気持から、勉強会を開いたり「1時間でメタバースワールドを作ってみる」といった企画等に積極的に参加し、どんどんクリエイティブにのめりこんでいきました。
その後一念発起して会社を辞め、フリーのCG・動画クリエイターとして再出発しました。日々、学ぶことばかりですが、刺激的な毎日です。
メタバースのクリエイターというのは、まだまだこれからの分野です。少しでも早くスタートして先行優位性を取りたい、という気持ちは勿論ありますが、「新しい事にチャレンジしたい」気持ちもまた大きいです。
●今後やりたいこと(挑戦したいこと、夢など)
他のメタバースプラットフォームでも携わっていきたい。
UnityやUEFNでゲーム開発、tiktokでマネタイズしたい
●クリエイターを目指す方へメッセージ
「自分にとって、面白いという発想を意識する」この2つです。
創ったワールドに対して指摘してくれる人は、良かれ悪かれ興味を持ってくれている人です。そんな方々の言葉は貴重ですから、まずは指摘された通りにやってみること。そして、面白いものを作っていくにあたってマインドセットをしていく。常に「自分が面白いと思えるか」を問いかけて下さい。
でもメタバースやNFTとかって、何から始めた方がいいかわからないし、「勉強」という枠組みだと辛いです。私も最初はBlender(フリーの3DCG制作ツール)からトライし、難しいものにチャレンジしましたが挫折しました(笑)。
まずは簡単なものから始めることです。「自分の好きなもの」をクオリティが低くてもいいから作ってください。そして、どこでもいいから公開し、コメントを貰うことです。コミュニティに属すことができれば、もっとコメントを得られやすいですよ。
気になったメタバースを少しだけ調べて、Discordに入って会話をしてみる。まずは「おはようございます」やスタンプでもいいです。少しずつコメントしていくうちに、習慣になっていきます。
人が喜ばすことができる環境に身を置く。そして、クリエイティブを楽しむ。その1歩は小さくても大丈夫です。一緒に新しい世界を創り上げましょう!
●今後創りたいものや目標
自分のコンテンツとなる「キノコ帝国」と呼ばれるワールドを制作したい。
キノコバードさんがXANA内に制作したイベントステージ
「無気力で閉塞感が漂っていた日々」と語っていたキノコバードさん。知識が無い状態からNFTを始め、失敗した経験を経てメタバースと出会い、そしてクリエイターとして一念発起して活動するまでになった。そのバイタリティの源泉は「コミュニティ」だと、繰り返し語られていました。人に見られることの緊張感、反応を貰えた時の喜び。相手がたった一人でも、それらの感情を得られる事が、自分の人生すら変えるエネルギーになるかもしれない。そんな想いをキノコバードさんから受け取りました。