ゲームやCG映画など、デジタルエンタテインメントの進化が止まらない。進化を支え続けるのは、優秀な「クリエイター」だ。今回、MetaStep(メタステップ)編集部は、未来の人材を育てる教育現場の方に話を伺うべく、東京国際工科専門職大学 デジタルエンタテイメント学科で学科長を務める斎藤直宏教授と、浦田航介准教授にインタビュー。教育現場の実情や、今ビジネスパーソンが学ぶべきこと、そしてメタバースをどう捉えているのか、など大いに語って頂いた。(文=MetaStep編集部)
東京国際工科専門職大学 デジタルエンタテインメント学科 学科長 教授
東海大学工学部 光学工学科 卒業。株式会社ジャパンコンピュータグラフィックス・ラボ(JCGL)へ入社し、CG制作システムの研究開発・保守運営に従事。株式会社ナムコ(現・株式会社バンダイナムコスタジオ)に移り、CG映像・大型アミューズメント、業務用・家庭用ゲームにおける研究開発やバンクーバースタジオの立ち上げ等を担当。コンピュータエンターテインメントデベロッパーズカンファレンス(CEDEC)運営委員長、一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)技術委員会人材育成部会 部会長を歴任し、広くクリエイター育成を手がけている。
斎藤 直宏
東京国際工科専門職大学 デジタルエンタテインメント学科 准教授
多摩美術大学大学院 美術研究科デザイン専攻環境デザイン研究領域 博士前期課程 修了。修士(芸術学)。出版社で車雑誌、Web文芸誌、単行本などの編集に従事した後、映像業界に転身。映像、紙、Webなどメディアを問わず幅広くコンテンツ制作を行い、テレビ番組の企画や制作ディレクション、ウェブ動画制作を中心に活躍中。NHK総合『神ゲー創造主エボリューション』やNHK8K『8Kオークショー』、NHKハイブリッドキャスト『デジタルであそぼ!おかあさんといっしょ』、MXテレビアート番組『WoW! Ho! TV』などを手掛ける。
浦田航介
MetaStep(メタステップ)読者の皆さんは「専門職大学」をご存じだろうか。専門職大学は、2017年の学校教育法の改正によって設けられた日本の職業大学で、修業年限は4年。卒業すれば「学士(専門職)」の専門職学位を得ることができる制度だ。大学の新しい制度は、1964年の短期大学制度導入以来、実に55年ぶりだ。
専門職大学では企業インターンシップで単位が取得でき、学生は現場でビジネススキルを徹底的に学ぶことができる