メタバースクリエイター&ディレクターの いけもとしょう さんにメタバースのあれこれを語っていただく本連載。
今回は、「メタバース国家」をテーマに大いに語って頂きます。
クリエイター/ディレクター
最愛の娘へ贈る「おばけの世界」を「絵本」や「メタバース」に創っている人。創造を続けている目的は『100年残るIPとしておばけのパッチを新たな文化にし、子どもにおもしろい未来を贈る』。
どうも、メタバースクリエイター&ディレクターの「いけもとしょう」と申します。今回は『メタバースに国を創る』という、ふざけてそうでとても真面目なお話をさせて頂きます。
みなさんは、オセアニアにある「ツバル」という国をご存じでしょうか。
ツバルは人口12,000人(2020年)の国で、人口のランキングはバチカン市国、ナウルに続き下から3番目。で、面積は26km2。品川区(22.84km2)よりちょっと大きいくらい。1978年10月1日イギリスから独立した、まだ若い小国家です。しかしこのツバルという国の特徴は「人口が少ない」や「面積が少ない」ことではなく他にあります。
それが「地球温暖化による海面上昇で国家が沈む可能性がある」というところ。
オセアニアに浮かぶ9つの島で1つの国家が成り立っているので、本当にこの危機と立ち向かっているんだとか。海抜が最高でも5mに満たないんですって。
(引用:国際機関太平洋諸島センター)
……さて。このままでは「オセアニアの沈む小国“ツバル”特集」で終わってしまうため、本題に入ろうと思います。なぜ今回ツバルの話をしたのか。それは、ツバルが「世界で最初のメタバース国家になる」という構想を発表したからです。