「キャプテン翼 − ボールはともだちプロジェクト」は、NFTを購入することで世界の子どもたちにサッカーボールを届けられるプロジェクトです。理念に賛同したユーザーが暗号資産でNFTを購入し、その売上がサッカーボールの贈呈に使われるという点において、一種の寄付のような取組みだと言えます。
このように、暗号資産やNFTそして基盤となるブロックチェーン技術を、寄付やクラウドファンディングのような取組みに導入することは非常に有効です。
「大多数の人から支援や応援を目的として資金を集める活動」において、ブロックチェーンを活用する意義とはどういうことか?わかりやすく解説します。
この企画は、ブロックチェーン技術を用いたアプリケーション開発を行うdouble jump.tokyo株式会社と株式会社TSUBASAによる共同プロジェクトです。
(引用:PRTIMES)
日本を代表するサッカー漫画「キャプテン翼」の名シーンが描かれたNFTを購入することで、購入者と世界の子どもたちの双方にサッカーボールが届けられます。NFTの販売にはイーサリアムチェーンが使われ、プレセールでは1点あたり0.08ETH、パブリックセールでは0.1ETHで販売されました。
子どもたちに届くのがお金ではなくサッカーボールという違いはあるものの、基本的な枠組みは通常の寄付と同様に見えるこの取組み。実は決定的に異なる点があります。それは、お金を集める手段としてブロックチェーンや暗号資産、NFTを活用している点です。
寄付やクラウドファンディングのように「大多数の人から支援や応援を目的として資金を集める活動」は、ブロックチェーンの特性が非常にマッチするユースケースです。
ここから、寄付やクラウドファンディングなど(以下、寄付とします)においてブロックチェーンを活用する目的について解説します。
ブロックチェーン技術を寄付に活用することで得られる効果は、大きく以下の3つがあります。